田仲建工の仕事を追う

必要なサイズに組み立てられた型枠を、図面とにらめっこしながら配置していきます。

X軸・Y軸の指定通りに置かないと…途中まで進めてから「東と西が逆だった！」なんて大惨事になることも。集中力と正確さが試される工程です。

設計図に沿って“墨つぼ”で正確な基準線を引き、その線を目印にして型枠を設置していきます。ピンと張った糸が「パチン！」とはじけて、まっすぐな線が現れる瞬間は、何度見ても気持ちがいいものです。

印に合わせて振動ドリルで穴を開けて、型枠が水平になるようにコンクリートビスで固定。

コンクリートを流し込んだ後に型枠がズレないよう、ピーコンをつけて両側の板枠をボルトで挟み込みます。

わずかなズレも許されない緊張感と、思い通りにピタリと決まったときの爽快感が、この仕事の醍醐味です。