田仲建工の仕事を追う

リサイクルセンターを新設するための掘削作業中です。

掘削した部分が崩落しないように、重機を使ってフレコン（フレキシブルコンテナバッグ）を積み上げます。壁が一段、また一段と立ち上がっていきます。

この作業でもっとも事故が起こりやすいのは、「吊り上げ」と「降ろし」の瞬間。
ここは焦らず、時間をかけて慎重に進めます。トランシーバーを使いながら合図を統一し、「止まる・待つ・確認する」ことを徹底します。
また、重機は大きいので、旋回時の死角や接触には細心の注意を払っています。

重機が操縦できればひとりで出来る、という仕事ではありません。
操縦する人、吊るすときに固定する人、降ろすときに微調整する人――それぞれが役割を分担し、完成イメージを共有しながら、計画通りに形にしていきます。

狙い通りに立った壁は見た目も美しく、崩れない安心を現場に与えます。