Tools
プロの道具リスト
道具図鑑
振動ドリル
硬いコンクリートを削り砕きながら穴をあける工具。型枠を固定する金具を取り付けるため、正確な位置に下穴をあけます。
面木釘打(めんぎくぎうち)
トリガーを引くと、先端から釘が勢いよく飛び出します。コンクリートの角を整える面木や、型枠パネルをしっかり固定。取り付け場所の仮止めや、型枠の仕上げ作業にも役立ちます。
ピーコン
ピーコンとは、型枠を組み立てる時に使う小さな金具のこと。型枠の幅をキープして、コンクリートを流したときに型枠が広がらないように支えます。コンクリートが固まったら、緩めて取り外します。
ピーコン回し
型枠の幅を保つ小さな金具「ピーコン」を外すときに使う工具。コンクリートが固まったあと、型枠を外す際にピーコンを緩めて外します。手動のラチェットタイプやインパクトドライバ対応タイプがあります。
高周波バイブレータ
コンクリートを流し込むときに型枠の中に差し込み、振動を与えて気泡を抜く道具です。仕上がりをきれいに整え、強度をしっかり保つために使います。
丸ノコ
石材やコンクリートを切断するときに使う電動工具です。専用の刃を高速回転させて、硬い素材でもまっすぐ正確にカットできます。
こて
型枠を外したあとのコンクリートの表面や、角をきれいに整えるために使う工具。仕上げの質を高めるために欠かせない存在です。手作業だからこそ、職人の腕が試されます。
木槌 コンクリートたたき棒
コンクリートを流し込んだ後、型枠の外側を木槌で叩いて振動を与えます。内部の空気を抜き、コンクリートを隅々まで生き渡らせることで、強度と見た目を均一に仕上げます。
壁打ちバイブレータ
型枠の外側に押し当て、コンクリートに振動を与える工具です。コンクリートを細部まで行き渡らせて気泡を抜き、しっかりと固めます。木槌では届きにくい、狭い場所での作業に最適。
水平器
型枠や建物を支える金具をまっすぐ設置するため、水平器で角度や高さを確認しながら作業を進めます。傾きやズレを防ぎ、土台を正しくつくるのに役立ちます。
バール
釘抜きや型枠の解体などに使う工具です。先端の平たい部分を差し込み、てこの原理で重いものを持ち上げたり、釘や板を簡単に取り外したりできます。
クランプ(石材クランプ、縁石リフター)
はさみのように、てこの原理を使って縁石やコンクリートブロックをしっかり挟み、持ち上げて運びます。両サイドから持ち上げると、石材の重さでさらに固定力が増す仕組みになっています。
動く作業基地
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Mさん
私が乗っているのは、ダンプ機能の付いた軽トラ。「会社に一台あったら便利じゃないですか?」って社長に言ったら、この車になりました(笑)
無駄な動きは一切なし!
道具が整えば、現場も整う。
よく使う道具は、すぐに手が届く場所に。軽トラの荷台には、作業の流れを計算して道具を配置しています。
雨で濡れないように、電動工具や釘、スプレー類はすべて箱に収納。用途ごとに箱を分けているので、どこに何があるかは一目瞭然です。
戻す場所が決まっているから、探す時間もゼロ。現場に着いた瞬間から、すぐに動けるように整えています。 -
Sさん
こだわり?特にないね(笑)自分が取りやすいようにしてるよ。
使いやすさは自分で作る!
どの道具が、どこにあったら一番使いやすいか――そんなことを考えながら、棚を作ったり、釘を打ったり。全部、自分でカスタマイズしました。
誰かに教わったわけじゃなくて、完全に自己流。
もともと車内についていたネジは市販のものに交換して、道具を引っかけられるようにアレンジ。こういう細かい工夫の積み重ねが、現場での動きやすさにつながっているのかもしれません。 -
Sさん
ごちゃごちゃして見えるけど、自分なりに考えてはいます(笑)
“出しっぱなし”には理由がある!
よく使う道具は、手前に置いたり、サッと取れるようにぶら下げたり。自分なりに使いやすいようにしています。
電動工具は、毎回箱を開けてたら手間なんで、よく使うものはあらかじめ出しておくことが多いですね。めんどくさいから出しっぱなし、ってわけじゃないんです(笑)
ぱっと見はちょっと雑に見えるかもしれませんが、無駄なく動けるように考えています。 -
Aさん
決まった置き場所を守るのが、一番大事だね!
道具には、“決まった場所”がある
使った道具は、必ず元の場所に戻すようにしています。
パッと取りたいときに見つからないのって、地味にストレスなんですよね。自分なりに決めた配置があって、「ここにこれがある」っていうのがズレると、気になっちゃって。
たまに他の人が使って、別の場所に戻してあると…ちょっと焦ります(笑)











